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トップ製品情報 | 圧延異形板

あらゆる種類の合金が可能。高精度高品質で様々な形状を可能にしたカワイ圧延異形板

圧延異形条とは

圧延異形条とは断面の形状に段差(凹凸)のある金属条のことを異形条といい、中でも圧延加工にて異形条へ加工されたものを圧延異形条と言います。
切削加工に比べ、材料ロスが少ない、表面粗さが小さい、波打ち、横曲がりが小さい、切削加工硬化層がない等の特徴があり、様々な製品の性能向上、コストダウンを提案しています。
また、当社では銅系材料だけでなくステンレスなどの鉄系やチタンなどの難加工材も可能です。片面異形加工だけでなく、両面異形加工などフレキシブルにオーダーメイドが可能(右図)、高精度、高品質をお約束します。
各種製品見本

異形条使用例

 
異形条使用例1
従来溶接していたナットと板ばねを、異形条を用いて部品点数と工程の削減。
 
異形条使用例2
複雑なダイカスト部品をプレス加工に変えてコスト削減。
 
その他の用途例:
IC・LED・LD・トランジスタ用リードフレーム、各種コネクター、各種ばね、端子、クラッド母材、磁気部品、OA機器部品、モーター部品、自動車部品等

寸法範囲・精度


寸法範囲

(単位mm)
  T型*U型*S型
板厚薄部(t)0.10〜2.000.10〜2.000.10〜2.00
厚部(T)0.20〜3.000.15〜2.000.15〜2.00
比(T/t)1〜61〜41〜6
板巾全巾(W)※10〜12010〜12010〜100
異形巾(w)〜100〜50〜50
比(w/W) 〜0.8〜0.8〜0.8
角度θ<90°<90°<90°
※全巾(W)は形状材質によっては最大220mmまで加工することが出来ますのでご相談下さい。
*端面基準での加工も可能です。

寸法精度・表面粗さ

(単位mm)
普通級厚さ
許容差
巾許容差 |A-B|
許容差
表面粗さ
(Rz)
厚さ全巾(W)異形巾(w)
50以下50以上25以下25以上
0.10〜0.15±0.010±0.10±0.15±0.05±0.07 0.1以下 1.5µm
0.15〜0.35±0.015
0.35〜0.80±0.020±0.15±0.20±0.06±0.08
0.80〜2.00±0.030
2.00〜4.00±0.035±0.20±0.25±0.07±0.09
(単位mm)
精密級 厚さ
許容差
巾許容差 |A-B|
許容差
表面粗さ
(Rz)
厚さ 全巾(W) 異形巾(w)
50以下 50以上 25以下 25以上
0.10〜0.15 ±0.005 ±0.05 ±0.10 ±0.03 ±0.04 0.05以下 0.8µm
0.15〜0.35 ±0.008
0.35〜0.80 ±0.010 ±0.08 ±0.12 ±0.04 ±0.05
0.80〜2.00 ±0.013
2.00〜4.00 ±0.015 ±0.12 ±0.15 ±0.05 ±0.07
形状、合金の種類などによっては、若干異なることが有りますから、その都度ご照会願います。

形状例

形状例画像
 
 
クラッドメタル
 
高精度帯鋼
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